開催報告|2026冬の自然観察会 冬の生き物たちと大明神の滝

2026年2月7日、菅平高原実験所にて冬の自然観察会「冬の生き物たちと大明神の滝」を開催しました。夏、秋、冬と、1年に3回実施する自然観察会は実験所ボランティアスタッフ「菅平ナチュラリストの会」(以下、ナチュラリスト)が企画しています。今回はナチュラリスト20名がガイドや受付など運営にあたり、技術職員2名がサポートしました。

一般参加者は29名で、県外からお越しの方もいました。出発前に3つのグループに分かれて行った自己紹介では、凍った滝を楽しみにしているという声が多く聞かれました。

曇り空で細かい雪がちらつくなか、観察会はスタートしました。観察道は約60cmの積雪がありましたが、一週間前にナチュラリストが道づくりをしておいたため、参加者はそれほど沈むことなく歩いていました。ズミについたヤドリギ、オニグルミの樹皮についた地衣類、登録有形文化財の大明神寮などの解説を聞きながら参加者は進みました。

グループに分かれて出発
グループに分かれて出発
ルーペで地衣類を観察
ルーペで地衣類を観察
草原の説明
草原の説明

樹木に目を向けると、種子がすっかりなくなったマユミ、ついばんだあとのあるズミの果実、冬芽と葉痕がかわいいオニグルミなどがありました。アカマツ林にはテン、ウサギ、キツネ、リスの足跡があり、動物が活発にくらしているようすを知ることができました。

林にはたくさんの動物の足跡があった
林にはたくさんの動物の足跡があった
日当たりのよいところでは雪が解けていた
日当たりのよいところでは雪が解けていた
足元に注意して滝を目指す
足元に注意して滝を目指す

やがて一行は最奥の大明神の滝に到着しました。この滝は実験地内にあるため、自然観察会以外では非公開となっています。高さは10mほどあり、全面が凍っていましたが、氷の薄いところからはなかの水の流れが見え、耳を澄ますと水音も聞こえました。

大明神の滝(通常非公開)
大明神の滝(通常非公開)
まさにアイスブルー色
まさにアイスブルー色
ナチュラリストが地形について説明

この観察会に来たことのある参加者は、「今年の滝の凍り方はまた違った趣があった」と言っていました。また、「自分の家の木についているものが地衣類だと分かった」「とても詳しく説明してもらえた」という感想や、「菅平のベストシーズンでは」といった声もありました。

観察会終了後にはナチュラリストが反省会を行い、よかった点や改善点をあげ、訪れる方に今後も満足してもらえるよう話し合いを重ねていました。次回の観察会は7月の予定です。皆様のご参加をお待ちしています。