開催報告|市民向け講座 地域を支える自然史博物館 ~菅平高原自然館の現状と課題~(まちなかキャンパスうえだ)
2026年2月26日、まちなかキャンパスうえだにて、市民向け講座「地域を支える自然史博物館 ~菅平高原自然館の現状と課題~」を開催しました。この市民向け講座は長野県上田市との協働により筑波大学山岳科学センターが企画・運営し、講師は菅平高原実験所の出川洋介(生命環境系 准教授)が務めました。
この講座では、上田市菅平高原にある「菅平高原自然館」をテーマとして、その成り立ちや展示物を紹介しました。菅平高原の自然環境や歴史、民俗文化を学べる施設であること、この地域の百科事典ともいえる市町村誌を骨格とした素晴らしい展示の導線、それぞれの生物が存在した証である数々の標本、ボランティアや地元の方が実施している教育普及活動などをとりあげ、長野県博物館協議会には加盟していないものの、菅平高原自然館は博物館的な機能をもつ施設であることを説明しました。
また、国内の他の博物館を例にあげ、その地域の生物学や地学などのあらゆる自然に関する情報が集まった「自然史博物館」の意義について説明しました。出川自身が小学生のころにキノコに興味をもち、地元の博物館に通い、当時の学芸員や専門家から多くの知識を得た経験が現在につながっていると話し、人と博物館との出会いがその後の人生を変える可能性についても伝えました。
この日は21名が参加しました。上田市内在住の方が多く、参加者からは「子供たちの身近な場所にこのような博物館があることは大切だと思った」「菅平高原自然館についてこれまで知らなかったので、行ってみたいと思う」といった感想をいただきました。
この講座は上田ケーブルビジョンが収録し、後日放送される予定です。
菅平高原実験所では、今後も皆様に興味をもっていただけるような講座を企画してまいります。またの機会のご参加をお待ちしています。












