開催報告|菌類相調査入門編 ―自然界のキノコ・カビの多様性を調べよう―(筑波大学公開講座)

2026年6月、菅平高原実験所にて、令和8年度筑波大学公開講座「菌類相調査入門編 ―自然界のキノコ・カビの多様性を調べよう―」を開催しました。講師は菅平高原実験所の出川洋介(生命環境系 准教授)で、菅平菌学研究室の大学院生7名と大学生1名が実技指導員と補助員を務めました。

講座は2回にわけて実施しました。6月1日の第1回はオンラインとし、菌類相調査および市民参加型調査の概説、菌類分類学と菌類生態学の概論について2時間半にわたり講義を行いました。オンライン講義には、北は北海道から南は鹿児島県までの33名が参加し、質疑応答ではチャットでいくつもの質問が寄せられました。

6月6日の第2回は菅平高原実験所での現地実習としました。実習スペースの都合で定員を設け、長野、関東、大阪、和歌山から集まった10~70代の23名が参加しました。

午前中は約1時間の座学のあとフィールドで採集をしました。樹木園のブナやシラカンバのしたで、受講生はルーペを持って懸命に菌類を探していました。午後は採集物の顕微鏡観察を行いました。受講生は実体顕微鏡と光学顕微鏡を使い、思い思いに観察を楽しんでいました。

講座のあと受講生からは、「学んだことを今後に活かしたい」「難しかったが楽しかった」「菌類相調査に今後も参加したい」といった声が寄せられました。今回の講座が、受講された方々の世界を広げるきっかけとなれば幸いです。

フィールドでの観察と採集
フィールドでの観察と採集
大学院生と大学生のスタッフ(左上)が講座をサポート
大学院生と大学生のスタッフ(左上)が講座をサポート
顕微鏡観察
顕微鏡観察