開催報告|2026夏の自然観察会 初夏の草原と森の観察、そして滝へ

2026年7月11日、菅平高原実験所にて夏の自然観察会「初夏の草原と森の観察、そして滝へ」を開催しました。夏、秋、冬と、1年に3回実施する自然観察会は実験所ボランティアスタッフ「菅平ナチュラリストの会」(以下、ナチュラリスト)が企画しています。今回はナチュラリスト24名がガイドや受付など運営にあたり、技術職員3名がサポートしました。

定員は30名でしたがキャンセルがあり、一般参加者は22名で、なかには東京や新潟など遠方から来られた方もいました。参加者は3つのグループに分かれ、スタート直後にツキヌキソウ、クロビイタヤ、カラフトイバラなど、菅平で見られる珍しい植物を観察しました。また、草原ではナチュラリストが植生遷移の説明を行い、草原の維持方法や、どのように森林ができるのかについて解説しました。

この日は全国的に厳しい暑さとなり、標高の高い菅平でも27℃くらいまで上がりましたが、林のなかに入ればひんやりと涼しい風が感じられました。参加者は楽しそうに歩き、クモキリソウやヒメシロコブゾウムシなどを観察していました。

やがてフィールド奥の大明神の滝(実験地内につき通常非公開)に到着しました。滝の水量は多く、参加者はしぶきを浴びながら涼み、写真を撮っていました。湿り気のあるところにはえる植物を観察する人、変形菌を探す人もいました。

帰りは元来た道を戻りました。途中、ヒトツバイチヤクソウや、地衣類でカモフラージュしたコマダラウスバカゲロウの幼虫を見るなど、一行はところどころで立ち止まって観察を楽しみました。

観察会終了後、参加者からは「たくさんの植物に出会えて幸せな時間だった。教えていただいたりおしゃべりして楽しかった」「ゆっくり見られてよかった」「次回も参加したい」といった感想が寄せられました。ナチュラリストも反省会を行い、よかった点と課題を次回に活かそうと話し合っていました。

次回の観察会は10月です。皆様のご参加をお待ちしています。

芝地でグンバイヅルやウツボグサを観察
芝地でグンバイヅルやウツボグサを観察
草原では植生遷移の説明
草原では植生遷移の説明
マユミのまだ青い果実
マユミのまだ青い果実
林のなかでは木々や足もとの植物をナチュラリストが解説
林のなかでは木々や足もとの植物をナチュラリストが解説
開花前のリョウブ
開花前のリョウブ
大明神の滝に到着(通常非公開)
大明神の滝に到着(通常非公開)
滝の説明
滝の説明
滝のうえの木々
滝のうえの木々
元来た道を戻る
元来た道を戻る
コマダラウスバカゲロウの幼虫
コマダラウスバカゲロウの幼虫
ところどころでナチュラリストが手作りの資料を使い解説
ところどころでナチュラリストが手作りの資料を使い解説