2月13日 いただきま~す! 菅平高原実験所(宿泊棟)の昼ごはん

 

おいしいと評判の食堂はここ

山岳科学センター菅平高原実験所には、施設を利用される教員や学生、研究者のために宿泊棟が併設されています。

今日は、その宿泊棟の食堂をのぞいてみました。

本日のメニューはチキン南蛮。

どうですか、このボリューム。これで400円です。

食堂のチーフは宮崎由香里さん。公開実習など、大勢の学生諸君が集まる日には、カレーなどの大皿ものや、丼などが多くなってしまうそうですが、普段は、こうした家庭的な料理をつくってくれます。

 

ぼくの体の8割はここの食事でできてます

この日も、何人かの学生が昼食を摂っていましたので、食事の感想などを聞いてみました。

「すごい、おいしいです。400円とは思えない。」

「ぼくの体の8割はここの食事でできてます。何もいうことはありません。今こうして健康でいられるのも、宮崎さんのおかげです。」

「安くておいしいです。(今日は)事前に予約しておくのを忘れまして、おかずなし。(残念!)」

 

気をつけていることは栄養バランス。実習のときは食物アレルギーですね。

「ここを利用している学生は、親元を離れて生活している子が多いので、一番留意しているのは栄養バランスです」と宮崎さん。サラダは毎回欠かさずに用意するとのこと。限られた予算のなかで工面しなければいけないので、どうしても日によってばらつきが出てしまいます。

「あー、今日はショボィなあ」って。でも、それが家庭料理かなあって思っています。

 

公開実習など、外部からやってくる学生さんが多いときには、やはり食物アレルギーに腐心されるとか。卵とかゴマなどは、使われている食材も多岐にわたるため、気が抜けません。ときにはがらっとメニューを変更してしまうこともあるそうです。また、宮崎さんは、アレルギー反応の強い学生とは、事前にメールでやり取りをしたうえで、当日も厨房に来てもらって再度話し合うなど、念には念を入れています。

 

明日、食べたいものある?

明日がここでの生活も最後だという飯田くん。それを聞きつけた宮崎さんから飯田くんに「リクエスト献立」の提案がありました。

「え? いいんですか?」

飯田くんの顔がぱあっと輝きます。

去年から、宮崎さんは余裕があるときには、学生たちからリクエストを聞くようにしているのだとか。

「作ったこともないような料理をオーダーされて、わたしも勉強になる」と、どこまでも前向き。

 

さあて、この食堂のご飯を一度は食べてみたいという人は、どうぞ実習・研究にお出かけくださいな。

スタッフ一同お待ちいたしております。