季節のたより ~菅平より~
梅雨のこの時期、標高の高い菅平では肌寒い日もあります。樹木園では多くの木が花期を終え、果実が見られるようになってきました。また、しゃがんで姿勢を低くしてみると、いろいろな菌類が活動していることに気づきます。
ミヤマウグイスカグラ。赤い果実が目立ちます。果実にも葉にも毛がたくさんはえています
イヌツゲ。5mm くらいのとても小さな花が咲いています
イタヤカエデの若い果実が落ちていました。左上のものは3つの分果からなる、珍しいかたちです(ふつうは右下)
昨年、この場所にはマクキヌガサタケがたくさんはえました。どうやら今年も見られそうです
シラビソから鮮やかな黄色の菌類がはえていました。白水貴助教(三重大学大学院生物資源学研究科)によると、「アカキクラゲの一種(おそらくハナビラダクリオキン Dacrymyces chrysospermus)」ではないかとのこと