観測と気象衛星データから雲海の発生条件と発生域の特定に成功

筑波大学生命環境系の上野 健一准教授を代表とする研究成果が、この度プレスリリースされました。

雲海とは眼下に海のように広がる雲(下層雲)の景観で、その場の天気ではありません。雲海が発生する仕組みとして、下層雲の形成過程を当てはめた解説はありますが、雲海そのものを観測して気象条件や発生域を分析した研究は、これまでほとんど行われていませんでした。本研究では、長野県のスキー場において3年間にわたり暖候期の気象観測を実施し、八ヶ岳連峰の西側山麓で早朝に出現する雲海の気象条件を明らかにしました。さらに、気象衛星データを用い、中部山岳域において雲海が出現しやすい地域を特定することに成功しました。

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                        >>プレスリリースP(最終版修正)210831上野_雲海発生域推定DF