高原生態学実習だより(1)

本実習は例年8月後半に開催されておりましたがコロナ感染拡大の影響から延期になり、今年は10月7日から同11日にかけて、筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所にて行われました。

今回の実習フィールドである半自然草原は、人間活動により古くから維持されてきた草原であり貴重な動植物が数多く生息します。今回は半自然草原でみることのできる訪花昆虫と植物の多様性について学習しました。

1日目

 最初に研究施設利用のガイダンス。コロナ対策に万全を期します。

2021_高原生態学実習

その後、去年までに得られた昆虫標本を観察して、今日は就寝!

2021_高原生態学実習

2日目

午前は白金ゲレンデスキー場の草原へ。開花植物にどんな昆虫が訪花するかを知るための調査をします。

赤白ポールで5×5mの区画を作り、その区画内の開花植物種数を数え、訪花昆虫を採集しました。

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場所を変え、今度は峰の原高原スキー場へ。先生の講義を聞きながら、咲いている植物を熱心に観察しました。

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昼食は実験所内の草地にて。今日はカレーでした。

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午後はダボスの丘と呼ばれる草原へ。貴重なカワラナデシコも生育する草原で訪花昆虫調査開始!

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実験所に帰宅後、採集した昆虫の同定と標本作製。皆楽しそうに標本の作製にあたっていました。

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文・写真 嶋崎、滝澤、川本(いずれもTA)

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