開催報告|草原のつながり ~人と自然が織りなす歴史遺産~(令和3年度筑波大学山岳科学センターシンポジウム)

2022年3月27日、菅平高原実験所にて、令和3年度筑波大学山岳科学センターシンポジウム「草原のつながり ~人と自然が織りなす歴史遺産~」を開催しました。

当初は広い会場とオンラインを併用した実施を予定していましたが、新型コロナウイルス感染状況をふまえ、一般の方はオンライン参加のみと変更しました。会場での一般参加がなしとなったことで、残念ながら一部の方にはご参加いただけなくなってしまいました。一方で、全国から400人を超す参加申込みがあり、大変多くの方に関心をもっていただくことができました。

シンポジウムでは菅平高原実験所に6人の講演者が集まり、草原と人々とのつながりについて、日本文化・水資源・茅・スキー場・地域再生・遺伝資源といった様々な角度から講演が行われました。今回、当センターが初めてオンラインシンポジウムを主催するにあたり、進行に戸惑う面もありましたが、多くの方のご協力によって非常に内容の充実したシンポジウムとなりました。

一般参加者からは全講演を通じて70以上の質問がオンラインで寄せられ、講演者は約1時間の質疑応答時間のなかで回答を行いました。また、草原を守る科学的根拠は何だろうか、森林を草原に再生することは有効なのかといった総合的な質問に対しては、講演者間で多角的な意見を交換しました。

なお、時間制限により回答できなかったご質問については、今後何らかのかたちでお答えできればと考えています。 また、当日の録画を公開することも検討しており、その際はこちらのページやSNSでお知らせします。

当日のプログラムなどはこちら>> 草原のつながり ~人と自然が織りなす歴史遺産~(令和3年度筑波大学山岳科学センターシンポジウム)