山岳のコケに温暖化の脅威

地球温暖化による気温上昇は山岳地帯のコケの植生に深刻な脅威を与える―。

こちらの研究成果が7月19日の信濃毎日新聞朝刊の社会面に掲載されました。


福井県立大学・信州大学・東京大学・筑波山岳科学センターの研究チームは、中央ア
ルプス・将棋頭山の森林限界に天井開放型温室を多数設置して、人為的に温暖化させ
る実験を行いました。6年におよぶ実験の結果、亜高山帯に生息するセイタカスギゴ
ケが増えたのに帯し、高山帯に生息するチシマシッポゴケが大きく減ってしまいまし
た。


当センターの田中健太(准教授)は研究プロジェクト全体の立ち上げと運営を行い、
金井隆治(技術専門職員)と正木 大祐(技術職員)は温室の開発・設置・維持更新
を担当しました。


この成果は国際誌「Alpine Botany」に掲載されました。

筑波大学プレスリリース>>>地球温暖化で山岳のコケが減少する恐れがある – TSUKUBA JOURNAL

・2022年7月19日 信濃毎日新聞デジタル(有料会員記事)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022071800610

・2022年5月17日 福井新聞
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1551612

・2022年5月23日:FBCラジオ ユーグレディオ(出演)
温暖化で山のコケがなくなる?FBCラジオ