開催報告|信州上田5大学リレー講座「未来学科」2022
2022年11月19日、菅平高原実験所にて、信州上田5大学リレー講座「未来学科」2022が開催されました。
今回は菅平高原実験所の田中健太(生命環境系 准教授)が、「植生遷移を観て、自然保護を考える」をテーマに講演を行いました。一般参加者は15名で、まずは屋内で植生の遷移や草原の価値についての講義を受け、そのあと全員で建物裏のフィールドへ繰り出しました。
フィールドでは田中が解説しながら、冬への備えをした植物や、草原から森林へと遷移が進んでいくようす、林内の環境などを、参加者は実際に見て学びました。風の冷たい日でしたが、青空のもと、参加者は熱心に耳を傾けていました。
講座終了後は希望者を対象に、キャンパスツアーを実施しました。標本室、植物培養室、DNA実験室などをまわり、透過型と走査型電子顕微鏡の紹介もありました。また、数名の方には登録有形文化財「大明神寮」の内部もご見学いただきました。
参加者からは、講義についての質問や、「市内にこのような施設があるとは知らなかった」といった声が寄せられました。当施設は、このリレー講座を担当している上田女子短期大学、信州大学繊維学部、長野県工科短期大学校、長野大学と比べると小規模な施設ですが、生物・自然科学の分野でこれからも地域を盛り上げていきたいと考えています。
なお、この講座は後日上田ケーブルビジョンおよび丸子テレビで放送が予定されています。
関連ページ>> (9月26日申込開始)信州上田5大学リレー講座「未来学科」2022