森林限界と南限地のダケカンバ苗木の生存率・成長率の低下はメカニズムが異なる 2023.11.10 研究・プレスリリース 八ヶ岳演習林筑波キャンパス筑波実験林 ダケカンバは日本の高山に生育する樹木です。国内11カ所から収集した苗木の生育試験をしたところ、森林限界と分布南限地由来の苗木の生存率や成長は他の苗木より低くなりました。森林限界地は気候条件、南限地は遺伝的特性と、それぞれ異なるメカニズムで適応性が低下していることが分かりました。 山岳科学センターの津村義彦(生命環境系教授/山岳科学センター長)を代表とする研究成果が、この度プレスリリースされました。 【題名】 Divergent mechanisms of reduced growth performance in Betula ermanii saplings from high-altitude and low-latitude range edges.(高標高および低緯度集団出身のダケカンバ個体の低い成長形質のメカニズム) 【掲載誌】 Heredity 【DOI】 10.1038/s41437-023-00655-0 関連ページ>>筑波大学プレスリリース「森林限界と南限地のダケカンバ苗木の生存率・成長率の低下はメカニズムが異なる」 前の記事 一覧 次の記事