開催報告|市民向け講座 塩田のため池草原における生物多様性の保全 ―上田モデルの提案―(まちなかキャンパスうえだ)
2026年6月13日、まちなかキャンパスうえだにて、市民向け講座「塩田のため池草原における生物多様性の保全-上田モデルの提案-」が開催されました。この市民向け講座は長野県上田市との協働により筑波大学山岳科学センターが企画・運営し、NPO法人信州草原再生と塩田まちづくり協議会が共催しました。講師は菅平高原実験所の津田吉晃(生命環境系 准教授)が務め、外部講師として丑丸敦史さん(神戸大学国際人間科学部 教授)、関田裕道さん(塩田まちづくり協議会)、水出博司さん(日置電機株式会社 主幹)の3名にもお越しいただきました。
今回の講座は、生物多様性を考えるうえで重要であるとされている草原に注目し、現代における草原の役割やその希少性について学ぶものでした。
まずはまちなかキャンパスうえだにて、草原についての基礎知識や近隣での取り組みについて津田が解説し、その後、丑丸さんからはため池の提体も希少植物が数多く現存する重要な草原(草地)であるとの講義を行っていただきました。関田さん、水出さんからはため池においての活動・取り組みを地元住民、地元企業の立場からご説明いただきました。
その後、場所を上田市下之郷にある浅間池へ移し、ため池の現地観察会を行いました。毎年提体の草刈り作業を行っておられる地元住民の皆様もお越しになり、実際の作業の様子を伺いながら希少植物を見学することで、その活動が生物多様性の保全に良い環境を作り出しており、私たちの生活にも防災などの形で貢献していることを学びました。
参加者にとっても古くから受け継がれてきた草原の大切さを実感し、多角的な視点で「自然」を考える貴重な機会となったと思います。
この日は座学に24名、現地観察会に22名が参加し、講師陣と積極的に情報交換を行っていました。また、信濃毎日新聞と上田ケーブルビジョンの取材があり、上田ケーブルビジョンでは当日のニュース「UCVレポート」で紹介されました。なお、収録された講座は27日(土)にUCV121で放送されます。
- ■上田ケーブルビジョン まるっと0268 6月13日 田中まちなかフリーマーケット&マルシェ・塩田のため池に住む生物の保全考える(2026.6.13 UCVレポート)
■上田ケーブルビジョン(地上121ch)放送日程
2026年6月27日(土)※初回以降は再放送
6:55~、9:55~、12:55~、22:55~
菅平高原実験所では、今後も皆様に興味をもっていただけるような講座を企画してまいります。またの機会のご参加をお待ちしています。

















