研究・プレスリリース
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地震時の破壊伝播の非常識は常識になるか?〜2010年El Mayor-Cucapah 地震で観測された逆破壊伝播〜
2022.3.23
筑波大学の八木勇治(生命環境系・教授)らの研究グループによる研究成果がプレスリリースされました。 ※詳しくはコチラ >> 筑波大学プレスリリース ※書誌情報 (オープンアクセス) >> Yamashita, S., Ya […]
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奄美大島から日本初報告となるイトアミゴケ属の新種の担子地衣類を報告
2022.3.8
京都大学の升本宙氏(地球環境学堂 日本学術振興会特別研究員)、および筑波大学の出川洋介(生命環境系 准教授)の研究グループは、鹿児島県奄美大島のスギの倒木上において、これまで日本では未報告であったイトアミゴケ属 Cyph […]
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性染色体の遺伝解析で追う雄ジカ達の歴史 - 新開発の遺伝マーカーによって雄の種内系統とその分布形成過程を解明へ-
2022.1.26
福島大学の高木俊人(共生システム理工学研究科 博士後期課程2年)、兼子伸吾(共生システム理工学類 准教授)、筑波大学の津田吉晃(生命環境系 准教授)、奈良教育大学、山形大学、森林総合研究所のグループによる研究成果が、この […]
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【フォローアップ記事】世界最寒地(上高地)に生きるニホンザルの独特な越冬戦略:魚類や水生昆虫類など、河川に生息する動物に依存する世界初の新知見
2022.1.4
信州大学の Alexander M. MILNER(特別招へい教授)、東城幸治(教授)、筑波大学の竹中將起(生命環境系 特任助教)らのグループによる研究成果のフォローアップ記事が掲載されました。 記事はこちら(英文)>> […]
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希少なカエデ「クロビイタヤ」の不連続分布の謎を解く ~気候変動がもたらした分布変遷~
2021.12.7
筑波大学の佐伯いく代(生命環境系 准教授)、田中健太(菅平高原実験所/生命環境系 准教授)、福島大学の平尾章(共生システム理工学類 客員准教授)のグループによる研究成果が、このたびプレスリリースされました。 クロビイタヤ […]
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世界最寒地(上高地)に生きるニホンザルの独特な越冬戦略:魚類や水生昆虫類など、河川に生息する動物に依存する世界初の新知見
2021.12.1
信州大学の Alexander M. MILNER(特別招へい教授)、東城幸治(教授)、筑波大学の竹中將起(生命環境系 特任助教)らのグループによる研究成果が、このたびプレスリリースされました。 研究成果のポイント ● […]
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トンボの進化過程と分岐年代を分子系統解析により解明
2021.10.29
トンボ類は私たちにもっとも身近な昆虫の一つです。水生の幼虫(ヤゴ)、成虫ともに、昆虫などの小さな動物を捕食する肉食性昆虫です。系統学的には、昆虫類のほとんどを占める翅(はね)を獲得した昆虫「有翅昆虫類」の中で、最初に現わ […]
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東南アジア熱帯林の形成過程を解明
~フタバガキ科樹種の遺伝的解析で、今後の保全にも貢献~2021.10.29
東南アジア熱帯林は生物多様性に富み、種の宝庫だと言われます。多くの生物種が共存し、多様な生態系を形成しているからです。その中でもフタバガキ科樹種は、生態的、林業的に最も重要な樹種です。しかし、フタバガキ科樹種の過度の伐採 […]
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ハダニの生殖隔離にはどれくらいの遺伝距離が必要か~半倍数体における種分化研究のモデルとして〜
2021.9.24
生殖隔離の発達とは、それまで交雑可能であった生物集団の間で雑種ができなくなることを指し、種分化を理解する上で重要な機構です。これまでは、ショウジョウバエなど人間同様に雌雄とも2セットのゲノムをもつ二倍体生物を中心に研究が […]
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南方種カワアナゴの日本海側での記録地が500 km北上していることを発見
2021.9.21
近年、日本の太平洋沿岸の海水温上昇に伴って、南の暖かい地域に生息する魚類が北上していることが分かってきており、日本海沿岸でも、同様の現象が生じている可能性が示唆されていました。 本研究では、日本海側の秋田県の河川下流域で […]
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半世紀前に記載された糸状菌が藻類に発生することを解明
2021.9.2
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所の高島勇介(特別研究員)は、菅平高原にある自宅前の農道に生じた藻類枯死斑を観察していたところ、フウセンモという藻類の仲間から糸状菌が発生していることを確認しました(図)。そこで高島、 […]
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観測と気象衛星データから雲海の発生条件と発生域の特定に成功
2021.9.1
筑波大学生命環境系の上野 健一准教授を代表とする研究成果が、この度プレスリリースされました。 雲海とは眼下に海のように広がる雲(下層雲)の景観で、その場の天気ではありません。雲海が発生する仕組みとして、下層雲の形成過程を […]
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過去300年間の菅平高原の植生を追跡 ~国立公園化後に草原の減少は速まった~
2021.8.20
【2021年8月31日追記】本研究の論文が「保全生態学研究」誌で早期公開されました。詳しくはこちら>> 1722-2010年にわたる菅平高原の草原面積変遷の定性・定量分析:国立公園内の草原減少の実態(保全生態学研究) 筑 […]
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世界初、セミの抜け殻DNAから遺伝子型を決定する方法を開発
2021.7.26
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所の湯本景将(大学院理工情報生命学術院生命地球科学研究群生物学学位プログラム)、津田吉晃(生命環境系 准教授)、北海道大学の神戸崇専門研究員、福島大学の兼子伸吾准教授らのグループによる […]
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花の特徴の組み合わせは万能選手の証か〜「花はパートナーを限定する」という定説を覆す新仮説の提唱~
2021.7.13
筑波大学生命環境系の大橋 一晴講師を代表とする研究が、このたびプレスリリースされました。
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菅平高原実験所樹木園内から新種線虫を発見〜進化研究モデル系としての利用に期待〜
2021.6.21
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所の出川洋介(生命環境系 准教授)、森林総合研究所関西支所の神崎菜摘らのグループによる研究成果が、この度プレスリリースされました。 詳しくはこちら>> 菅平高原実験所樹木園内から新種線 […]
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石川県で採集された2種のハゼ亜目魚類 カワアナゴとヒナハゼ
2021.6.11
筑波大学生命環境科学研究科の山川宇宙(生物科学専攻博士課程後期)、筑波大学生命環境系の津田吉晃准教授らの研究グループは、石川県の河川や水路で、主に福井県以南に分布する2種のハゼ亜目魚類、カワアナゴ Eleotris ox […]
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スギの“香り”が語るもの〜生物起源揮発性有機化合物放出の地理変異を解明〜
2021.4.23
東京大学大学院農学生命科学研究科の日浦教授や筑波大山岳科学センターの津村義彦教授らのグループは、遺伝的に異なる全国12集団の天然スギから放出されるBVOCを同一環境下で定量し、テルペン類の組成と量が集団によって大きく異なることを明らかにしました。さらに同グループは、BVOC放出は集団が分布する地域の気候だけでなく、病原菌組成とも密接な関係にあることを見出しました。
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長野県植物誌改訂委員会より植物標本3,814点の寄附を受ける
2021.4.12
2021年3月15日、菅平高原実験所は、長野県植物誌改訂委員会上田地区担当(川上美保子さん、他)より、そのメンバーらが中心となって作製した植物標本3,814点について、当実験所での研究・教育に役立ててほしいと寄附を受けま […]
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シラビソの幹の太さは樹皮下キクイムシの1種トドマツノキクイムシによる加害とその後の樹木の死亡に影響を与える
2021.4.9
東京都立大学の高木悦郎助教(元・菅平高原実験所 特任助教)のグループと筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所の正木大祐技術職員は、東アジアでモミ属の大量枯損を引き起こしているトドマツノキクイムシについて、寄主植物の大きさ […]